シャープが「AQUOS R9」発表、ライカ監修1/1.55センサーカメラやベイパーチャンバー採用

by 竹野 弘祐

グリーンとホワイトをラインアップ

シャープは、Androidスマートフォン「AQUOS R9」を7月中旬以降に発売する。日本以外にも、台湾やインドネシア、シンガポールでも順次展開されるという。

高い性能と冷却システム

同社のスマートフォン「AQUOS」シリーズのなかではハイエンドモデルに位置づけられるRシリーズの新機種「AQUOS R9」では、チップセットに「Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3」が採用されたほか、12GBのメモリー(RAM)が搭載され、高い処理能力が求められるゲームや動画視聴など、複数のアプリを起動させても高いパフォーマンスが楽しめる。

加えて、内部の放熱には、ベイパーチャンバーをAQUOSシリーズではじめて採用しており、長時間の高負荷処理でも高いパフォーマンス性能が継続する。

ライカ監修メインカメラは1/1.55インチセンサー

また、背面のメインカメラは、ライカ(Leica)監修で、1/1.55インチの大型イメージセンサーと、ライカのレンズ「ヘクトール」が搭載されている。メインカメラでは、光学式手ぶれ補正機能(OIS)が備えられているので、夜間の手持ち撮影でも鮮明な撮影体験ができる。

生成AIを活用した留守番電話要約機能

「AQUOS R9」には、生成AIを活用した留守番電話の要約機能を備えている。

留守番電話に録音された内容を、AIが要約して表示するため、録音を再生しなくても用件がわかるようになっている。

このほか、240Hz駆動対応の約6.5インチPro IGZO OLEDディスプレイ(1080×2340)やAQUOSシリーズ最大のステレオスピーカーの搭載、「Snapdragon Sound」の採用など、視聴覚面での機能改善がされている。

miyake design監修デザイン

本体デザインを一新

本体デザインは一新され、デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」が監修。カメラの囲いに自由曲線が採用された“シンプルさと存在感を併せ持つデザイン”だという。

本体フレームには再生材アルミを採用。また、「MIL-STD-810」準拠の耐衝撃性能をサポートしている。

主な仕様

チップセットは「Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3」、メモリーは12GB、ストレージは256GB。ストレージ部分の最大8GB分までを仮想メモリー化することができる。

ディスプレイは、約6.5インチのPro IGZO OLEDディスプレイ(1080×2340、フルHD+)で1~240Hzの可変駆動をサポート。

背面のカメラは、約5030万画素のメインカメラ(F値1.9、84°、23mm相当、OIS対応)と約5030万画素の超広角カメラ(F値2.2、122°、13mm相当)。前面には約5030万画素のインカメラ(F値2.2、84°、23mm相当)を備える。

Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be、Bluetooth 5.4をサポート。

バッテリー容量は5000mAh、防水防塵性能は、IPX5、IPX8、IP6X、耐衝撃性能はMIL-STD-810に対応。

生体認証は指紋と顔(マスク対応)、おサイフケータイ(FeliCa)とNFC機能に対応する。

SIMは、nanoSIMカードとeSIMのデュアルSIM(DSDV)に対応する。

本体カラーは、グリーンとホワイトをラインアップする。

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