最大酸素摂取量やスピード持久力などの向上が期待できる「インターバルトレーニング」のやり方とは!?【「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル】

目標や目的を決めてトレーニング方法を決める

例えば、フルマラソンを走りきるためには、それに向けた準備が必要で、大会に出場するためには計画性のあるトレーニングをしなければ完走できず、もちろん良い結果も出ません。また、しっかりとトレーニングを積んでいないと自分のペースを乱し、持っている力以上のものを発揮しようとして怪我を招くこともあります。42・195kmを走り切るためにぜひ取り入れたいのが、すべての走りの基本となるジョギング、ロング走やインターバルトレーニング(ショート、ロングなど)、ヒルトレーニング、クロスカントリーなどです。目標や目的を決めて、それに合うトレーニング方法を行いましょう。

マラソントレーニングの種類

・ロング走(距離走)
・ジョギング
・インターバルトレーニング
・ヒルトレーニング
・クロスカントリー走 など

インターバルトレーニング

ゆっくりジョギングするレスト(休息)を挟みながら、速いペースで繰り返し走るトレーニング

ショートインターバル

400mを9~10割程度の速いペースで走った後、200mジョギング(ジョグ)を繰り返す。500m走って100mジョグという場合も。これを10~12本ほど、3、4セットに分けて行います。VOX2 MAX(最大酸素摂取量)やスピード持久力などの向上が期待できます。肺機能のアップによって余裕を持って長い距離を走ることができるようになります。しっかり最後まで設定ペースで走り切ることが大事です。

ミドルインターバル

ロングインターバル

【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地

【書誌情報】
『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』
著:神野大地

青山学院大学時に「山の神」として一躍脚光を浴び、箱根駅伝4連覇に貢献した神野大地氏。彼が日々実践するトレーニングとランニングメソッドを初心者ランナー向けにまとめた一冊。元々は学生時代、ケガに苦しみ思うように走れなかった時期に、食事やセルフケアを見直しトレーニング法を身体に負担のかからないように改善するなど、様々な改革を実行した神野氏は大学卒業後も自身が考案したトレーニングでケガを予防しながら記録を伸ばしています。正しいランニングフォームで走ることはもちろん重要ですが、走り始める前のストレッチ法や、ランニング後のセルフケアの仕方などランナーの心構えとして知っておきたい実践法を紹介。

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