北海道新幹線の札幌延伸 「2030年度末の開業困難」 鉄道・運輸機構が8日午後、斉藤国交大臣に報告へ 新たな開業時期は未定

北海道新幹線の札幌延伸は、目標の2030年度末の開業は困難との考えを工事を担う鉄道・運輸機構が、8日午後、国に伝えます。

関係者によりますと、鉄道・運輸機構の藤田理事長は、8日午後2時に斉藤国交大臣を訪ね、「予定する2030年度末の開業は困難である」と報告します。
新函館北斗・札幌間は、ルートの8割をトンネルが占め、硬い岩盤に阻まれた羊蹄トンネルなどで工事が難航。
最大4年の遅れが出ていることに加え、工事作業員の確保も難しくなっています。
また、札幌オリンピックの招致断念で、2030年度開業の名目もなくなりました。

国交省は、有識者と工事の進め方を協議し、新たな開業時期を検討します。

© 北海道放送株式会社