「夢はまだ終わっていない!」CL制覇に王手、ドルトムント指揮官が決意。つい本音も…「ブンデスでもっと成功したかった」

ドルトムントは現地時間5月7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝の第2レグで、パリ・サンジェルマンと敵地で対戦。第1レグに続いて1-0で勝ち切り、11年ぶりに聖地ウェンブリーでのファイナルに駒を進めた。

昨季に土壇場でブンデスリーガ制覇を逃したドルトムントは、今季は早々と優勝争いから脱落。現状5位に甘んじるも、CLでは次々に難敵を撃破し、ついに欧州制覇に王手をかけた。

欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、エディン・テルジッチ監督はそんな愛する現状を踏まえ、「喜びが一番の感情だ。ブンデスリーガでもっと成功したかったね。それがあったから、今夜この勝利を祝う理由がより増えた」と率直な思いを明かした。

「昨シーズンは最終節にホームで優勝を逃した。今はファンに何かを返せることを嬉しく思っている。私たちは試合を重ねるごとに成長し、最後にはみんなを驚かせるチームになれると気付いた。今、自分のチームと決勝に行けてとても幸せだ。

一言で言うなら、プライドだ。とても誇らしい瞬間だ。スタッフにとっても、チームにとっても、クラブにとってもね。夢はまだ終わっていない!」

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最後に立ちはだかるのは、レアル・マドリーかバイエルン・ミュンヘンだ。屈指との決勝を前に、41歳の指揮官は「自分たちは優勝候補ではない」と口に。ここまで下馬評を覆して勝ち上がってきたなか、決してスタンスを崩さない。

「どのチームと対戦するにせよ、非常に難しい試合になるだろう。でも、1試合だけだし、1試合では何でもあり得る。それはすでに証明している」

ドイツの挑戦者は勢いそのままに頂点まで勝ち上がり、下剋上を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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