第135回広州交易会が閉幕、境外のバイヤー数が史上最多に

第135回広州交易会が閉幕、境外のバイヤー数が史上最多に

第135回広州交易会で新エネ車を見るバイヤー。(4月15日撮影、広州=新華社記者/劉大偉)

 【新華社広州5月8日】中国広東省広州市で5日、第135回中国輸出入商品交易会(広州交易会)が閉幕した。4月15日の開幕以来、215カ国・地域から24万6千人のバイヤーが会場を訪れ、前回比24.5%増えて史上最多を記録した。

 広州交易会プレスセンター主任を務める中国対外貿易センターの周善青(しゅう・ぜんせい)副主任は、今回の交易会が受け入れた「一帯一路」共同建設国からのバイヤー数は25.1%増の16万人、欧米からは10.7%増の5万人だったと明かした。会場には米中商工会議所(USCCC)、中英貿易の発展に注力する民間団体の英国48グループクラブ、カナダ・中国ビジネス評議会(CCBC)、トルコ・イスタンブール商工会議所、オーストラリア・ビクトリア州建設業協会など119機関・団体、小売大手の米ウォルマート、仏オーシャンリテール、英テスコ、独メトロ、メキシコのコペル、家具大手のスウェーデンのイケア、日本のニトリなど世界大手226社も参加した。

 輸出に関しては、会場での成約額が10.7%増の247億ドル(1ドル=約155円)、オンラインでは33.1%増の30億3千万ドルとなった。うち出展企業と「一帯一路」共同建設国間の成約額は13.0%増の138億6千万ドルだった。

 輸入に関しては、今回の交易会輸入展には50カ国・地域から680社が参加し、うち「一帯一路」共同建設国の企業が64%を占めた。トルコ、韓国、日本、マレーシア、インドなどの出展団体は次回も集団出展を行う意向を示している。

 閉幕後も交易会のオンラインプラットフォームは通常運用を継続し、精度の高い貿易のマッチングイベントや業界に特化したイベントを行う。次の第136回広州交易会は今年10月15~11月4日に広州で3期に分けて開催される。

 広州交易会は1957年の春に創設され、毎年春と秋に広州で開かれる。商務部と広東省政府が共催し、中国対外貿易センターが運営を担う。「中国随一の展示会」と称され、中国の貿易の「晴雨表」と「風向計」とみなされている。

© 新華社