トヨタ、売上高45兆円超、営業利益は5兆円突破 3月期決算、円安追い風に日本企業史上最高額

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トヨタ自動車の今年3月期決算は売上高が45兆円を超え、営業利益も初めて5兆円を突破しました。いずれも日本企業が1年間で稼いだ金額としては最も大きく、トヨタ自身が持つ記録を更新しました。

トヨタ自動車が8日に発表した今年3月期の決算は、売上高が前年より21.4%多い45兆953億円で、営業利益は約2倍となる5兆3529億円、最終的なもうけを示す純利益も、約2倍の4兆9449億円となりました。 国内外で販売が好調だったことに加え、年明け以降の円安が追い風となり、売上高と利益のいずれも、今年2月時点で発表していた予想値を大きく上回りました。 この売上高と営業利益は、いずれもトヨタ自身の過去最高額を上回り、日本企業が1年間で稼いだ金額としても史上最高額となりました。 来年3月期は、いずれも今年3月期に比べ、売上高が2.0%多い46兆円、営業利益は19.7%少ない4兆3000億円、純利益は27.8%少ない3兆5700億円を見込んでいます。 佐藤恒治社長は、「グループの不正問題やトヨタの力不足の課題に向き合い、足場固めに取り組む」と述べました。

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