中国の新興自動車メーカー、4月の納車は好調

中国の新興自動車メーカー、4月の納車は好調

北京国際モーターショーで、華為技術と賽力斯集団が共同運営するEVブランド「AITO(問界)」が公開した新モデル「AITO M9」。(4月25日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)

 【新華社北京5月8日】中国の新興自動車メーカー各社が発表した2024年4月の納車実績は、見どころが多かった。

 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は自動車メーカー各社と新エネルギー車(NEV)を共同開発しており、賽力斯集団と立ち上げた高級新エネ車ブランド「AITO(問界)」は、フルサイズのフラッグシップSUV(スポーツタイプ多目的車)「問界M9」の4月の納車台数が1万3391台だった。SUV「問界M7」の新型モデルは、発売を開始した23年9月12日から約半年で受注台数が18万台となり、4月30日までの累計納車台数は13万3808台になった。奇瑞汽車と立ち上げた新エネ車ブランド「智界汽車(Luxeed)」は、第1弾モデルのセダン「智界S7」の4月の納車台数が4546台となった。

 中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)傘下の電気自動車(EV)メーカー、小米汽車は4月の納車台数が7058台だった。

 理想汽車の4月の納車台数は前年同月比0.4%増の2万5787台となり、19年11月の量産開始以降の累計納車台数は73万9551台だった。

 上海蔚来汽車(NIO)は2.3倍の1万5620台、年初以降の累計は前年同期比21.2%増の4万5673台となった。

 浙江吉利控股集団傘下で、電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」を展開する極氪智能科技控股は99.0%増(前月比24.0%増)の1万6089台と、過去最高を更新した。

 EVブランド「零跑汽車(Leap Motor)」を展開する浙江零跑科技は72.0%増の1万5005台だった。

 小鵬汽車は33.0%増(同4.0%増)の9393台、年初以降の累計は23.0%増の3万1214台となった。

 新エネ車ブランド「哪吒汽車(Neta)」を展開する合衆新能源汽車は18.6%減(同7.8%増)の9017台だった。

© 新華社