メッツ・千賀滉大 マイナーでのリハビリ登板の前にブルペン投球へ

右肩の故障で開幕から故障者リスト入りしている千賀滉大(メッツ)は、すでに実戦形式の打撃練習で2度登板しているが、マイナーでのリハビリ登板を開始するまでにはもう少し時間がかかるようだ。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、千賀は数日以内にブルペンでの投球練習を行う予定となっており、もう1度実戦形式の打撃練習に登板する可能性もあるという。なお、千賀は60日間の故障者リストに登録されているため、復帰できるのは最短でも日本時間5月28日である。

スプリング・トレーニング開始直後の2月下旬に右肩痛で離脱した千賀は、レギュラーシーズンの開幕が迫った3月下旬にようやく平地での投球を再開。スプリング・トレーニングでの調整がほとんど進んでいなかったため、メッツは千賀が故障者リストに登録される60日間を通常のキャンプ期間に見立て、慎重に調整を進めさせている。実戦形式の打撃練習も通常よりも長めに登板の間隔を取っており、右肩痛の再発だけは避けたいというチームの思いがうかがえる。マイナーでのリハビリ登板も急がず、スムーズな戦列復帰に向けて万全を期す構えだ。

千賀の代役として開幕ローテーション入りを果たしたタイラー・メギルは今季初登板で右肩を痛めて故障者リスト入り。すでにマイナーでのリハビリ登板を開始しており、千賀よりも先に復帰できそうな状況となっている。メッツとしては今季は全力でポストシーズン進出を狙うという立場ではなく、すでに首位フィリーズから7.5ゲーム離されているという状況を考えても、千賀の復帰を焦る必要はない。千賀が最短で復帰した場合はドジャースの強力打線と対峙しなければならないため、そこを回避する可能性もあるだろう。そうした事情も踏まえ、ディコモ記者は「千賀の欠場は6月上旬まで長引く可能性もある」と記している。

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