現状や今後は? 新型コロナ 5類移行 きょうで1年

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行して、きょうで1年が経ちました。5類に移行する前は、北海道が新規感染者数について全数を把握し、毎日公表していました。移行後はおよそ220ほどの医療機関の1週間の感染者数を、週に1度の公表としています。先週発表された最新の感染者数は1医療機関あたり3.72人とこの1年で最も少ない人数でしたが、去年夏には「第9波」、ことし1月下旬には「第10波」と呼ばれる感染のピークが見られました。とよひら公園内科クリニックの藤本晶子院長は「現在も体調不良を訴える受診者のうち3割ほどが新型コロナの陽性者だ」と言います。特に最近は微熱や頭痛などの軽症者が多く「軽い風邪かと思ってもほかの人への感染を防ぐためマスクをしてほしい」と呼び掛けています。また別の専門家は今後について次のように話しています。札幌医大医学部横田伸一教授「いまのコロナ、特にオミクロンと言われているものはそれほど大きな流行は起きないだろうと考えています」。一方で別の感染症への注意を呼び掛けます。札幌医大医学部横田伸一教授「私がいま危惧しているのはマイコプラズマ肺炎、手足口病、リンゴ病として知られる伝染性紅斑、このあたりが流行の波がまだ来ていないので注意しておく必要があるのではないか」。

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