リンゴ大量盗難被害のJAつがる弘前 被害金額は2億2400万円余りに 5月中にも民事訴訟へ

リンゴの大量盗難の被害に遭ったJAつがる弘前は、第三者委員会がまとめた最終報告書を公表しました。被害金額は、当初の見込みより8千万円以上多い、2億2400万円余りになったということです。

JAつがる弘前が管理する河東地区りんご施設の貯蔵施設では、元従業員ら5人の男が共謀し、大量のリンゴが盗まれる事件が起きました。

2023年12月、JAつがる弘前は事件の実態解明や被害弁償を求める民事訴訟に向けて第三者委員会を設置。裁判記録や職員から聴き取りした内容などを精査し、被害状況をまとめました。

最終報告書では2020年2月ごろから2023年6月までの間に、およそ280回の犯行があり、被害金額は2億2400万円余りとなったとしました。

【JAつがる弘前 天内正博組合長】
「我々も額の大きさ、数字の大きさに驚いていますけれども、何とか信頼回復に向けてこれから日々努力していきたいと思っています」

JAつがる弘前は民事訴訟について、早ければ5月中に裁判所に訴状を提出する意向です。

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