「Google Chrome」にヒープバッファーオーバーフローの脆弱性 ~修正版がリリース/Windows環境にはv124.0.6367.155/.156が展開中

by 樽井 秀人

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv124.0.6367.155が展開中

米Googleは5月7日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv124.0.6367.155/.156が、Linux環境にはv124.0.6367.155が順次展開される。Extended Stableチャネルでも、Windows/Mac向けにv124.0.6367.155がロールアウトされるとのこと。

今回のリリースは、2件の脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

  • CVE-2024-4558 :グラフィックスライブラリ「ANGLE」における解放後メモリ利用
  • CVE-2024-4559 :「WebAudio」におけるヒープバッファーオーバーフロー$$

脆弱性の深刻度は、いずれも「High」と評価されている。今のところ悪用の報告はないようだ。

デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。

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