小学校ではマスクの着脱自由も給食は“黙食”継続 コロナ5類移行から1年 福島

猛威を振るった新型コロナウイルスが「5類」に位置づけされて、5月8日で1年です。食堂で給食を食べている小学校では、今も黙食を続けています。

関根佑記者「給食の時間が始まりました。こちらの食堂では、子どもたちが同じ方向を見ながら静かに給食を食べています」

白河市の表郷小学校では、コロナ前はおよそ300人の全校児童が食堂で向かい合って給食をとっていました。しかし、コロナ禍で食堂で給食をとるのは2つの学年のみに。ほかの学年は、教室で黙食が徹底されました。

「おいしい給食いただきます!」

この4月から、食堂には3つの学年が集まりましたが、食事中は同じ方向を向いて静かに。

表郷小学校・佐藤康二校長「どうしても給食はマスクを全員外さなくてはいけないので、本校としては静かに準備をして、黙食という形はいまのところ継続して行っている」

現在マスクの着脱は自由で、休み時間や授業中は子どもたちが自由に話す姿が見られました。一方、全員がマスクを外す給食の時間は、配慮する形をとっています。

児童「今は授業はしゃべりながらマスクをとってできる。みんなとしゃべりながら給食を食べたい」

佐藤校長「近くの人と楽しくお話をしながらという時間になればいいなと考えているが、今後様子を見ていきたい」

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