全国広報コンクール映像部門初入選 災害への備えの大切さ 行動を起こすきっかけに/岡山・津山市  

全国広報コンクール(日本広報協会主催)の映像部門で、岡山県津山市が作成した災害への備えの大切さを呼びかける1分動画が初入選した。

動画のタイトルは「教えて! 防災リーダー 1分でわかる災害への備え」で、「情報収集」「非常持ち出し品」「マイタイムライン」など5編(各1分)。防災士の資格を持つ市職員が「防災リーダー」として登場し、方言も交えながらポイントを解説。「防災は他人事でなく自分ごと」として、住民に意識を高めてもらう内容になっている。

これまで同市は5~15分単位での市政情報番組を作ってきたが、「5分でも最後まで見ることができない」といった声があったことから、ポイントを絞った内容で作成した。

映像部門では各都道府県を通じて推薦された作品46点の中から、特選1点、入選1~3席3点、入選6点が選ばれた。同市が映像部門で入選するのは今回が初めて。

市秘書広報室では「短い時間でどうすれば大切なことを伝えられるかを試行錯誤した。災害に対する日ごろの備えなど、みなさんが行動を起こすきっかけになれば」としている。

動画はテレビ津山での放映のほか、市公式SNSでの発信、デジタルサイネージ(電子看板)での放映、防災講座などで活用している。

津山市の1分動画の一幕

© 津山朝日新聞社