by 編集部:丸山花梨
2024年5月8日 発表
JR東日本は5月8日、東京駅 地下1階および1階の改札内外(南通路周辺)において、改良工事に着手すると発表した。2022年3月に着手した南部東西自由通路の新設工事を含め、全体完成時期は2031年度冬を予定している。
南通路周辺では、改札内通路の改良やバリアフリー機能の強化、待合広場の新設、店舗エリアの拡大などに取り組み、2002年から進めてきた大規模施設整備「TOKYO STATION CITY」は一つの節目を迎えるという。
なお本工事に伴い、南通路周辺の店舗は順次営業を終了する。エキュート東京では段階的に店舗の閉店を行なう(8月ごろに営業終了)。
改札内南通路
丸の内南口と八重洲南口の改札内を結ぶ南通路の通路幅を約15mから約20mに拡張。また約2.4mの天井を約2.6~3.0mと高くするほか、コンコースの直線化により見通しを改善する。
バリアフリー機能
中央通路南側においてエレベーターを新設・大型化。南通路に段差対応スロープを新設する。
待合広場
吹抜けのある待合広場を地下1階~1階に整備(合計約300m2)。エスカレーター2基のほか、地下1階には改札内トイレ(多機能トイレ含む)や手荷物預かり所を整備する。
エキナカ施設
改札内
1階・南通路周辺の既存店舗を拡大・リニューアル。新たに誕生する地下1階の吹抜空間周辺にも飲食店舗を設置する。
改札外
2029年頃に暫定供用開始を予定している地下1階の南部東西自由通路周辺に店舗などを新設。