電柱に復興応援メッセージ 本格復旧にあわせて電柱広告で能登を応援

元日に発生した能登半島地震では能登を中心に「電柱」が倒れるなどの配電設備の損傷により、広範囲で停電が発生しました。

応急復旧がほぼ完了した今、その「電柱」を活用して能登を応援する取り組みが始まりました。

輪島市の海沿いで、きょう行われた作業。

電柱に取り付けられたのは能登を応援するメッセージです。

北陸電力のグループ会社が今月から始めた取り組みで、電柱広告を活用して応援メッセージを届けるとともに、広告料のうち電柱1本あたり1000円を県に寄付します。

北配電業・新田 英治 社長:

「ご賛同いただく方々のメッセージが被災地の方に届きまして、元気づけになればいいなと思いますし、いろんな形で現地に支援に入られている方々の活力になればというふうに思っています。」

元日に発生した能登半島地震では主に配電設備が損傷したことで最大およそ4万戸が停電。

停電は一部の地域を除いて、3月15日までにほぼ解消しましたが、能登地域では電柱およそ3000本が折れたり傾いたりするなどの被害に遭い、復旧のための工事が続いています。

北陸電力送配電 輪島配電センター 戸田 博之 副所長:

「現在、送電上問題ない箇所について、新しい電柱に取り換えるなどの本復旧を実施しています。自治体等の復興計画との整合をとりながら、最大限の施工力を投入して年単位で復旧する計画であります。」

配電設備の本格復旧に並行して、能登を応援する取り組み。

電柱看板が被災地を元気づける後押しにつながるかもしれません。

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