赤字路線となっている糸魚川市を走るJR大糸線について、関係機関が北陸新幹線の敦賀延伸を契機とした利用促進策に向けて話し合いました。
協議会には沿線自治体やJR西日本の関係者が出席しました。
■JR西日本金沢支社 漆原健支社長
「今回の敦賀開業で大きく時間短縮される効果を生かして、皆様と精一杯の活性化に努めてまいりたい。」
糸魚川市と長野県松本市を結ぶ大糸線。3月に北陸新幹線が福井県の敦賀まで延伸したことをうけた利用促進策について話し合いました。京阪神エリアを発着とした旅行商品の販売や、6月からは新幹線との接続を考慮した臨時バスの増便などが始まります。糸魚川市はバスの運行事業に今年度1億2500万円を計上しました。
■糸魚川市 米田徹市長
「新幹線と大糸線の接続はかみ合わないという感覚もあった。今回実現したということは非常に画期的だとうけとめている。」
一方、臨時バスの増便について、出席者からは「乗降客数などの目標を示すべきではないか」という意見も上がりました。