新年度に始めたこと1位は「投資」。多額の積立投資なら「クレカ積立」がお得

2024年3月8日に、金融商品取引業等に関する内閣府令が改正され、クレカ積立の上限額が月5万円から10万円に引き上げられました。

これに伴い、2024年3月以降、証券会社各社は、クレカ積立の上限額を月10万円まで増加しています。

クレカ積立は、クレジットカードのポイントが貯められるお得な投資方法の1つですが、利用するには注意点もあります。

この記事では、新生活の支出に関する調査をもとに、クレカ積立について解説します。

約3人に1人が月10万円を投資にかけたいと考えている

株式会社400Fが、家計診断・相談サービス「オカネコ」のユーザー1,102人を対象に、「オカネコ 新生活の支出に関する調査」を実施しました。

出典:株式会社400F「オカネコ」調べ「オカネコ 新生活の支出に関する調査」(以下同)

この春を機に始めたこと・始めてみたいことについては、「投資」(60.3%)が最も多く、「運動」(37.8%)、「食生活の改善」(33.4%)と続きました。

投資に月額いくらかけている、またはかける予定かについては、「10万円以上」(29.2%)が最も多く、「1万円未満」(15.4%)、「1万円以上2万円未満」(14.9%)と続きました。

約6割の人は「5万円未満」と回答した一方、「10万円以上」という人が約3割にのぼる結果となりました。

クレカ積立で月10万円まで投資できる

月10万円の投資をするなら、投資信託の積立をクレジットカードで決済できる「クレカ積立」の利用もおすすめです。

クレカ積立とは、クレジットカードを使って、積立投資を行う方法です。

これまで、クレカ積立の上限額は月5万円まででしたが、NISAの年間投資枠の増加に伴い、上限額が月10万円になりました。

クレカ投資でポイントが貯まる

クレカ積立には、「ポイントが貯められる」「入金のし忘れによる残高不足がない」などのメリットがあります。

ポイントの付与率は、クレジットカードによって異なりますが、0.5%程度のところが多いです。

0.5%の付与率で、月10万円ずつ積立投資をすると、年間6,000円相当のポイントが貯まることになります。

クレカ積立で貯まったポイントは再投資にも利用できるので、より効率よく投資をしたい人におすすめの投資方法といえます。

対応しているクレジットカードが決まっている

ただし、クレカ積立に対応しているクレジットカードは、証券会社によって異なります。

主な証券会社と、対応しているクレジットカードは以下の通りです。

  • SBI証券:三井住友カード
  • 楽天証券:楽天カード
  • auカブコム証券:au Payカード
  • マネックス証券:マネックスカード
  • PayPay証券:PayPayカード
  • tsumiki証券:エポスカード

例えば、楽天証券でクレカ積立をする場合、楽天カード以外のクレジットカードを利用することはできません。

クレカ積立については、こちらの記事も参考にしてください。

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出典

  • 株式会社400F「オカネコ」調べ「オカネコ 新生活の支出に関する調査」

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