ビキニ被災70年『ビキニの海のねがい』展 県内のマグロ漁船が被ばくした事件について伝える【高知】

70年前に高知県内のマグロ漁船が被ばくしたビキニ事件について伝える企画展が高知市の自由民権記念館で開かれています。

「ビキニ被災70年『ビキニの海のねがい』展」は1954年にビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験により県内のマグロ漁船の乗組員が被ばくしたビキニ事件から70年となるのに合わせて行われているものです。

会場には子供たちにビキニ事件を伝えようと今年3月に出版された本「ビキニの海のねがい」の原画パネルのほか、高知県幡多地域の高校生が被ばくの実態を明らかにした調査の様子や被ばくした乗組員とその家族の姿を収めた写真集のパネルなどを展示しています。

ビキニ被災支援室戸の会事務局の小山求さんは、「高知県でこういう事件があったということはまだまだ知られていないので、そういう人に来てもらって子どもたちも含めて次の世代にきちんと伝えていけたら」と話します。

この企画展は5月11日まで高知市の自由民権記念館で開かれ、11日と12日には高知市の「ソーレ」で関連イベントも行われる予定。

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