【SNS特報班・防災】「災害伝承碑」どう活用?

宮崎日日新聞など九州4紙が「防災」をテーマに行った合同アンケートでは、地元で起きた災害を伝える「自然災害伝承碑」が、防災教育などで十分に活用されていない現状も浮かび上がった。水害から住民を守るために設置された「畳堤」が残る延岡市をはじめ、伝承碑を生かした九州各地の取り組みを探った。

災害伝承碑とは

 国土地理院は2019年6月、過去の津波や洪水、土砂災害などを伝える自然災害伝承碑の地図記号の使用を開始した。今年3月28日時点で全国に2099基あり、市区町村からの申請を受けておおむね月に1回、追加。ウェブサイトで公開している。九州7県では221基が登録されており、内訳は福岡18▽佐賀41▽長崎27▽熊本72▽大分21▽宮崎13▽鹿児島29。

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