「しつこく言い寄り待ち伏せも」ガールズバーの客だった…和久井学容疑者2年前“ストーカー”で逮捕も25歳女性を刺して死なせる

東京・新宿のタワーマンションで、25歳の女性が51歳の男にナイフで複数回刺されその後死亡した事件で、男は2年前にも女性につきまとい、ストーカー規正法違反で逮捕されていたことがわかった。

神奈川・川崎市の職業不詳・和久井学容疑者(51)は8日午前3時ごろ、新宿区西新宿のタワーマンションで平沢俊乃さん(25)の腹や首などをナイフで複数回刺した殺人未遂の現行犯で逮捕された。

平沢さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

その後の取材で、和久井容疑者は平沢さんが働いていたガールズバーの客で、2021年12月に平沢さんから「(和久井容疑者に)しつこく言い寄られたり、自宅の前で待ち伏せされたりする」と通報されていたことがわかった。

警視庁は和久井容疑者に口頭で注意し、その後、対応は終了していたが、2022年4月に再び平沢さんから「店を出入り禁止にした客に自宅の前で待ち伏せされた」と110番通報があったという。

警視庁は和久井容疑者に対し、待ち伏せをせず、店にも行かないように書面で警告したが、その後も待ち伏せ行為があったため、2022年5月にストーカー規正法違反の疑いで逮捕、その後、起訴猶予で釈放されていたという。

調べに対し、和久井容疑者は「体を傷だらけにしてやろうと思って刺した」と話していて、警視庁は強い殺意があったとみてくわしい動機を調べている。

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