【阪神】岡田監督表情曇らせる「フォアボールなあ」 誤算だったゲラの救援失敗

8回、末包に適時打を浴び肩を落とす阪神・ゲラ(右)

阪神の新助っ人・ハビー・ゲラ投手(28)がまさかの救援失敗で今季2敗目を喫した。

8日の広島戦(甲子園)で同点の8回からマウンドを託されると、二死二塁から小園、末包に2者連続適時打を浴びて手痛い2失点。2/3回を投げたところで一塁走者を残したまま3番手・漆原にマウンドを譲った。そのまま1―3で敗戦したとありチームとしては誤算だった。

痛かったのは一死無走者から二俣に与えた四球だ。岡田監督が「打たしたらええバターやのにフォアボールなあ」と表情を曇らせたように、そこから流れが変わった。菊池に犠打を決められ得点圏に走者を進められると、一気に広島打線に攻略されてしまった。

試合後のゲラは「切り替えて次からも頑張ります」と話したものの、表情には悔しさがにじみ出ていた。助っ投の救援失敗は来日して以来、2度目。1イニングでの複数失点は初だ。今季17試合目にしてイニング途中での降板を経験した。試合前は1・13だった防御率は2・16と下降した。

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