「遊ぶ金欲しかった」 川崎で少年2人がタクシー運転手に暴行し金奪う 容疑で逮捕

神奈川県警本部

 神奈川県警少年捜査課と川崎署は8日、強盗傷害の疑いで、川崎市川崎区の無職の少年(17)と、東京都足立区、職業不詳の少年(17)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月23日午前5時半ごろ、ほかの数人と共謀し、川崎市川崎区渡田向町の路上で、千葉県浦安市に住むタクシー運転手の男性(76)に殴る蹴るなどの暴行を加え、現金約8650円などを奪った、とした。男性は顔の骨を折るなどのけがを負った。

 署によると、無職の少年は容疑を認め「遊ぶ金が欲しかった」などと供述。職業不詳の少年は「酔っぱらっていて覚えていません」などと否認している。無職の少年は川崎市を拠点にする暴走族のメンバーで、もう1人とは友人同士だった。現場には他にも数人いた可能性があるとみて、署が捜査している。

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