今夏は各クラブが監督人事で大忙し、アヤックスは他クラブも狙うポッター氏の確保に動く

チェルシー監督退任後はフリーが続くポッター氏[写真:Getty Images]

今夏のヨーロッパのクラブでは、監督の争奪戦になる可能性が高い。

すでにリバプールのユルゲン・クロップ監督、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督の退任が決定しているが、後任監督は未定。リバプールはフェイエノールトのアルネ・スロット監督が就任濃厚と見られているが、バイエルンは後任候補からことごとく断られている状況だ。

そのほかにも多くの監督がチームを変える可能性があるとみられ、マンチェスター・ユナイテッドも不甲斐ない戦いからエリク・テン・ハグ監督の解任を求める声が高まっている。

そんな中、今シーズンは不振に喘いだアヤックスも監督交代を行う状況。その中で、グレアム・ポッター氏の招へいを目論んでいるという。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

ポッター氏はチェルシーの監督を解任されて以降は無所属の状態が続いており、いくつかのクラブの監督候補に上がるも、フリーの状態が続いていた。

今夏はテン・ハグ監督の後任として、ユナイテッドが最終候補に残しているとも言われているが、ミランやポルト、フェイエノールとも関心を寄せている。

そんな中、アヤックスも招へいに前向き。魅力的なオファーを提示する準備を整えているという。

ただ、チェルシーでも高給取りだったポッター氏。アヤックスもそれ相応のサラリーを用意しなければいけない状況だ。一方で、選手の獲得には大金を必要としないことでも知られており、チームを再建するにはうってつけの存在と考えているという。

仮にアヤックスが交渉で手こずった場合には、多くのクラブが押し寄せてくる可能性が高く、奪われてしまう可能性も。各国で巻き起こる監督の争奪戦は選手の移籍以上に複雑な動きを見せるかもしれない。

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