日焼け止めはオートリペアがカギ 落ちにくく保湿も【経済トレンド】

資生堂の「アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NA」

 日差しが気になる季節がやってきた。肌の健康を守るため、しっかりと日焼け止めで紫外線対策を取っておきたい。屋外での激しい運動でも塗膜が落ちにくいほか、皮膚上の成分の隙間を自動で修復する商品が登場。保湿機能を強調したタイプもある。(共同通信=出井隆裕記者)

 資生堂は2024年2月、「アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NA」を発売した。顔の動きに伴って目や口の周りにできた日焼け止め成分の隙間を自動修復する「オートリペア技術」を採用。過酷な高山地帯で栽培された茶葉から抽出した紫茶エキスなどを配合し、高い保湿機能を備えた。90グラム入りで参考小売価格は2508円。

 花王は2024年3月から「ビオレUV アスリズム プロテクトミスト」の販売を始めた。噴霧してなじませると、ジェル状に素早く変化して均一にむらなく肌に密着する。屋外のレジャーやスポーツで激しく体を動かしても日焼け止めの塗膜が落ちにくい。紫外線のダメージを受けやすい髪にも使用できる。70ミリリットル入りで想定価格は1980円。

 ロート製薬は「スキンアクア スーパーモイスチャーUVジェル」が好評だ。三つの保湿成分を配合しており「水のような付け心地で、使用感のよい日焼け止め」と担当者。天然鉱物シリカのカプセルに幅広い紫外線をブロックする吸収剤を内包させ、機能が長持ちするようにした。110グラム入りで希望小売価格は1155円。(いずれも価格は2024年4月時点)

花王の「ビオレUV アスリズム プロテクトミスト」
ロート製薬の「スキンアクア スーパーモイスチャーUVジェル」
気になる商品「日焼け止め」

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