大谷翔平から水原一平容疑者が盗んだ総額は「1697万5010ドル」や「6億円の所得申告漏れ」「歯の治療で930万円」など新事実が続々発覚! 連邦検察は「正義の鉄槌を下す」と宣言

現地5月8日、米連邦検察はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平容疑者に関して、銀行詐欺などの有罪を認める司法取引が合意したと発表。ほかにも虚偽の納税申告1件を認める文書に署名したことも明かされている。罪状認否は現地14日に行なわれる予定だ。

今回発表された合意書のなかでは、水原容疑者が違法賭博の借金返済のため、大谷の口座から送金した正確な総額も記されている。1600万ドル(約24億8000万円)以上とされていたが、実際の額は1697万5010ドル(約26億3000万円)だったという。

さらに虚偽の納税申告書を提出し、410万ドル(約6億3500万円)の所得申告漏れがあったことが発覚。そして大谷に歯の治療に6万ドル(約930万円)が必要だと伝えて支払いの同意を引き出し、小切手を取得する。治療代金は大谷のデビッドカードで支払い、なんと小切手で得た大金は自身の口座に送金した、という新たな手口も記されている。
連邦検事のマーティン・エストラーダ氏は「この被告の欺瞞と窃盗の程度は甚大である」と断じ、「彼は信頼を得ていたオオタニ氏を利用し、危険なギャンブル欲を満たした。我々は地域で不正を働いた者に正義の鉄槌を下すことに全力を尽くす」と力を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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