イスラエル軍の攻撃でガザ南部の病院燃料あと3日分のみ まもなく機能停止に…WHO事務局長明らかに

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は、ラファ検問所が閉鎖されているため、支援物資がガザ地区に搬入されず、南部にある病院の燃料があと3日しか持たないと明らかにした。

テドロス事務局長は8日、イスラエル軍がイスラム組織ハマスの拠点があるとみて、ガザ地区南部にあるラファ検問所周辺を地上侵攻したことにより、ナジャール病院が機能停止に陥っていると明らかにした。

また、ラファ検問所が閉鎖され、国連がガザ地区に燃料を運ぶことができないため、南部にある病院には燃料があと3日分しか残っておらず、残る病院もまもなく機能が停止する可能性があるとしている。

一方で、イスラエル軍はラファでの作戦を継続していて、8日も数人のハマス戦闘員を殺害し、地下トンネルを破壊する準備を進めているとした。

戦闘休止に向けた交渉は8日、エジプトの首都カイロで行われたが、イスラエルはハマスが求める恒久的な停戦には応じない方針で進展はなかったとみられている。

© FNNプライムオンライン