日本のサービスに感銘を受ける外国人観光客がたくさんいる一方で、不便さを感じることも少なからずあるようです。ノルウェーからやってきた男性は、日本の公共交通機関を利用。使いこなせるようになったものの、初めは苦戦したといいます。その理由とはなんだったのでしょうか。
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日本の街並みに大興奮 昔ながらのお店にも
ノルウェー人教師のアンドレさんとスノーレさん。16人の生徒を連れて、日本へやってきました。今回は2週間の滞在で、東京、京都、大阪、広島をめぐったそう。
日本を訪れた理由について聞くと、「異なる文化を見るのもそうですが、周りの人や外国人を尊重すること、すべてを当たり前と思わないことなど、吸収することが多くあると思うから」とスノーレさん。実際に日本へ来て感じた印象も語ってくれました。
「古くからのものと、モダンでハイパーなものが共存しているのが日本ならでは。都心の中に寺や神社があったり、超高層ビルの裏に古いお店があったり。昔ながらのお店に入ってみたんだけど、みんなオープンで好奇心旺盛だった。とてもいい経験だったよ」
日本では再開発事業が進み、最先端のビル群の中に、歴史を感じる街並みがひっそりと広がっているところもあります。古き良きものを残しながら進化を続ける日本の光景に、スノーレさんはすっかり魅了されたようです。
新幹線を体験 都内では地下鉄も利用
日本に滞在中、関西方面へ向かう際には、生徒たちと一緒に新幹線に乗車。地下鉄も利用したそうですが、目的地へスムーズに到着できたそう。しかし、東京観光では電車に乗るときに苦戦してしまうこともあったといいます。
「東京の地下鉄は複雑で驚いたよ。人の流れも早くて、ついていくのがちょっと大変。でも、乗り方のコツを掴んでしまえばどこへでも行ける。誰もが東京を制覇できると思ったよ」
日本の電車は安全で清潔というイメージが世界的にある一方で、駅によって複数の路線が乗り入れ、複雑さを感じる外国人観光客は少なくありません。観光庁の調査では、訪日中に困ったことについて、公共交通機関の利用を挙げている人も。
今ではさまざまなサービスが展開されて使いやすくなっているものの、初めて行く場所だと戸惑うこともあります。もし駅で困っている人がいたら優しく声をかけ、寄り添うことが大切ですね。
