「Google I/O」もうすぐ開催 何が飛び出すかを予想

Googleの年次開発者会議「Google I/O」の開幕が迫っている。基調講演では「Android 15」や人工知能(AI)関連の新機能はもちろん、新型「Pixel」に関する情報も飛び出すかもしれない。

2024年のGoogle I/Oは、米国時間5月14日に米カリフォルニア州マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターで幕を開ける(基調講演に続き、開発者向けのセッションが開催される)。基調講演で何が発表されるかはまだ不明だが、2023年のGoogle I/Oでは「Pixel Fold」「Pixel 7a」などの新製品に加えて、「Googleフォト」の「編集マジック」や「Googleマップ」の「イマーシブビュー」といった新機能が発表された。そう考えると、2024年のGoogle I/Oでもハードウェアとソフトウェアの両方について、新たな情報が飛び出す可能性がある。

これまでのうわさや予想をもとに、2024年のGoogle I/Oで発表される可能性のある情報をまとめた。

Android 15

例年、Google I/Oでは新しいソフトウェア機能が予告されることが多い。2024年のGoogle I/Oでは、同社モバイルOSの次期バージョン「Android 15」の内容や一般公開の日程について、新たな情報が発表される可能性が高い。Android 15は現在ベータ版として提供されており、生産性、プライバシー、セキュリティ関連の新機能や改良が盛り込まれている。例えば、アプリのアーカイブにOSレベルで対応することでスマートフォンの空き容量を簡単に確保できるようになるほか、エンドツーエンド暗号化機能の改善、衛星接続への対応強化などが行われている。

AI関連のアップデート

2023年のGoogle I/OはAIが大きなテーマだった。AIは急速に発展しており、Googleをはじめ、多くの企業がAIの活用に継続的に取り組んでいることを考えると、2024年のGoogle I/OでもAIは重要なキーワードとなりそうだ。「ChatGPT」と競合するGoogleのAI「Gemini」に関しても、新たな情報が発表される可能がある。Googleによれば、Geminiをダウンロードしてオプトインすれば、Googleアシスタントに代わってGeminiがAndroid端末のメインのアシスタントになるという。Appleが次期「iPhone」にGeminiのAIモデルを搭載するといううわさもあるが、詳細は6月に開催されるAppleの年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」まで分からない。

2024年のGoogle I/Oでは、「かこって検索」などのAI機能の改善に加えて、モバイルデバイス向けの全く新しいAI機能も発表される可能性がある。

その他のアップデート

第2世代の「Pixel Fold」は、2024年のGoogle I/Oで発表されるかはさておき、年内には登場するとみられている。Android Policeによれば、第2世代のPixel Foldは次世代Pixelの上位機種に組み込まれ、「Pixel Fold 2」ではなく、「Pixel 9 Pro Fold」として登場する可能性があるという。

スマートウォッチ向けOS「Wear OS」の続報も待たれる。Wear OSは、2021年のGoogle I/Oでサムスンとの共同開発が発表されて以来、ほとんど情報がない。「Google検索」「Googleマップ」「Googleドライブ」などについても、新たな改善や仕掛けの発表がありそうだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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