与那原町・東浜に温浴施設を整備へ 10月にも掘削開始 スポーツツーリズムの拠点に

 沖縄県与那原町は4月30日、東浜の公有地をスポーツツーリズム拠点として整備する計画について東浜公民館で住民説明会を開いた。約30人が参加し、内容を確認した。

 公有地は大型MICE施設予定地周辺に近接する3カ所。

 A街区は、現在臨時野球場(約2.3ヘクタール)がある場所にプロアスリートの要望を踏まえた多目的練習場や温浴施設などを整備する。2026年4月ごろの供用開始を見込む。野球場は与原公園に移転する。

 温浴施設は一般にも開放予定で、早ければことし10月にも温泉の掘削作業を始める。高さ20~30メートルのやぐらを組み、深さ約1550メートルまで掘るという。多目的練習場は「地元のスポーツ少年団が優先利用できるようにしたい」との説明があった。

 B街区は、現在のJAおきなわ与那原支店隣の臨時駐車場(約0.2ヘクタール)にホテルを造る。C街区は、与那古浜公園(約4.2ヘクタール)の一部に飲食店やアウトドアショップなどを整備する。

 駐車場不足が想定される大型イベント時は、団体客に西原きらきらビーチの駐車場を案内するという。

 住民からは施設に与那原産の赤瓦を使って「瓦のまち」をPRしてほしいとの要望も上がった。(南部報道部・平島夏実)

質問に答える与那原町の照屋勉町長(前列右から3人目)ら=4月30日、同町・東浜公民館

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