by DOS/V POWER REPORT編集部
Gen 5 SSD
CFD販売 PG5NFZ
PG5NFZは、Gen 5対応SSDの中ではもっとも早く国内市場に登場し、熱対策として小型ファン搭載のヒートシンクを備えていたことで話題となった。最大速度は10,000MB/sだが、レスポンス性能は最大速度12,400MB/sの製品とほぼ同等だ。
Corsair Gaming MP700
公称最大速度10,000MB/sのGen 5対応ハイエンドクラスSSD。Gen 5 SSDではめずらしいヒートシンクレスのみをラインナップしている。好みの大型ヒートシンクを使いたい、マザーボードにGen 5対応ヒートシンクが最初から搭載されている場合によい。
Micron Technology Crucial T700
公称最大速度12,400MB/sをうたったCrucialブランド初のGen 5対応製品。現時点の最高性能を実現したハイエンドクラスSSDの一つで、ヒートシンクレスとヒートシンク搭載の両方をラインナップしている。4TBの大容量モデルが選べるのもポイント。
Micro-Star International SPATIUM M570 PCIe 5.0 NVMe M.2 HS
大手PCパーツメーカー、MSIが発売するGen 5 SSD。ゴールド基調で段差のある個性的なヒートシンクを標準搭載し、記憶容量2TBのモデルのみで展開されている。公称最大速度は10,000MB/sだが、レスポンス性能の高さはトップクラスだ。
Seagate Technology FireCuda 540 Gen5 PCIe SSD
FireCuda 540は、Seagate初となるGen 5 SSDだ。最大速度10,000MB/sの製品だが、耐久性を示すTBWの高さが特徴。Gen5 SSDの多くが2TBモデルで1,400TBのTBWとなっているのに対し2,000TBを実現。耐久性を重視するなら見逃せない製品になっている。
Gen 4 SSD
ADATA Technology LEGEND 800
公称の最大読み出し速度は3,500MB/sとそれほど高速ではないが、Gen 4 SSDの中では実売価格がきわめて安価でトップクラスのコストパフォーマンスを誇る。とくに2TBモデルはお買い得で、高い人気に。薄型のヒートシンクも付属する。
HIKSEMI FUTURE
中国YMTC製の232層3D TLC NANDメモリとMaxio製のDRAMレスコントローラ「MAP1602A」の組み合わせで設計。ハイエンドクラス並みの性能ながら激安だとして大手ECサイトを中心に大きな話題となった中国メーカー系SSDの典型的な構成例の一つ。
Micron Technology Crucial P3 Plus
QLC NANDメモリの採用とDRAMレス設計により低価格化を図ったCrucialブランドのエントリークラスSSD。大手ブランドのGen 4 SSDの中で比較的安価かつ4TBの大容量モデルがあることから高い人気を獲得している。
Micron Technology Crucial P5 Plus
こなれた価格で販売されているDRAM搭載でハイエンドクラスGen 4 SSDのロングセラーモデル。とくに1TBモデルの手頃さに注目したい。発売開始から2年以上が経過しているため、最大速度こそ最新製品に譲るが、レスポンス性能の高さには定評がある。
Nextorage Gシリーズ
Phison製のGen 4対応コントローラ「E18」と176層3D TLC NANDを組み合わせたと見られるDRAM搭載のハイエンドクラスSSD。レスポンス性能も優秀だが、書き込み速度は、Gen 4 SSDの中でもっとも高速な製品の一つとなっている。
Samsung Electronics SSD 980 PRO
人気SSDメーカー、Samsungのフラグシップモデル。Gen 4 SSDとして現役最強クラスの性能を誇るだけでなく、専用ツールで省電力機能をOFFにすることで性能をブーストさせる独自機能も搭載する。価格は高めだが、それだけの価値がある製品だ。
Samsung Electronics SSD 990 PRO
人気SSDメーカー、Samsungのフラグシップモデル。Gen 4 SSDとして現役最強クラスの性能を誇るだけでなく、専用ツールで省電力機能をOFFにすることで性能をブーストさせる独自機能も搭載する。価格は高めだが、それだけの価値がある製品だ。
Western Digital WD Blue SN580 NVMe SSD
最大速度は4,150MB/s(1TB/2TBモデル)と控えめだが、レスポンス性能を重視した振り切ったチューニングが特徴だ。ゲーミング押しではないが、仕様的には上位モデルのWD_BLACK SN770の弟分といったポジションだ。小容量モデルが比較的安価となっている。
Western Digital WD_BLACK SN770 NVMe SSD
DRAMレス設計ながらDRAM搭載のハイエンドクラス並みのレスポンス性能を実現し、大ヒットしたGen 4 SSDの定番。2023年の夏以降若干値上がり傾向なのが残念だが、性能の高さは最新モデルと比較しても引けを取らない。DRAMレスのイメージを変えた名機だ。
キオクシア EXCERIA PRO NVMe SSD
DRAM搭載のハイエンドクラスGen 4 SSDの中では非常に安価なのがポイント。最新のGen 4 SSDとの比較ではレスポンス性能こそ若干劣るが、最大読み出し/書き込み速度は遜色ない。DRAM搭載を求めるユーザーにとって狙い目と言える存在だ。
[TEXT:北川達也]
DOS/V POWER REPORT「2024年冬号」の記事をまるごと掲載
今回は、2023年末に休刊したDOS/V POWER REPORT「2024年冬号」の記事をまるごと掲載しています。
なお、AKIBA PC Hotline!では、DOS/V POWER REPORTで活躍していた人気ライター陣のレビューや連載記事を毎月掲載中。是非、製品購入時の参考にしてみてください。