江戸時代から続く環境保護活動 南会津・鋏山で山焼き

自然環境保全に向けて行われた山焼き

 南会津町の鋏山(はさみやま)で3日、山焼きが行われ、地域住民が自然環境保全に努めた。

 鋏山はワラビなどの産地として知られる。山焼きは江戸時代から続く環境保護活動で、植物が芽吹きやすい環境を維持し、生物多様性を保護する狙いがある。この取り組みが評価され、鋏山は昨年、全国草原の里市町村連絡協議会の「未来に残したい草原の里100選」に選ばれた。

 地域住民らが山の上部付近に「防火帯」を作りながら下草などを焼いていった。

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