FAのWRゼイ・ジョーンズがカウボーイズでワークアウト

ジャクソンビル・ジャガーズのゼイ・ジョーンズ【AP Photo/Gary McCullough, File】

ダラス・カウボーイズがオフェンスで必要としている部分を補える可能性がある地元選手について調査している。

フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ゼイ・ジョーンズが現地8日(水)にチームを訪問するとカウボーイズが発表した。ジョーンズはカウボーイズがマーテイビス・ブライアントを放出したのと同じ日にチームを訪問すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話をもとに伝えている。

ダラスで育ち、高校時代もそこでフットボールをプレーしていたジョーンズは、2シーズンにわたって在籍したジャクソンビル・ジャガーズから先週に放出された。現在29歳のジョーンズは昨シーズンに相次いで負傷し、9試合の出場にとどまった(キャッチ34回で321ヤードを記録)ものの、ジャガーズでの初年度にはレシーブ数(82回)やレシーブヤード(823ヤード)でキャリアハイを更新したほか、5回のタッチダウンを決めている。

ジョーンズがキャリア最高のシーズンを過ごした2022年シーズンに、カウボーイズは健康なときのジョーンズがいかに効果的になりうるかを目の当たりにした。身長約188cmのジョーンズは、ジャガーズが大量得点で勝利したカウボーイズ戦で、キャリアハイとなる3回のタッチダウン(レシーブ6回で109ヤード)を記録している。

カウボーイズは今オフシーズンにサラリーキャップの事情を理由に放出したマイケル・ガラップの後釜を探しているようだ。ガラップはクオーターバック(QB)ダック・プレスコットにとってシーディー・ラムやブランディン・クックスに次ぐ3つ目の有力な選択肢として機能していたが、キャリア序盤に見舞われたケガにより、ドラフト3巡目で指名された当時の期待感は損なわれてしまっていた。

現在、カウボーイズのデプスチャートにはジェーレン・トルバートやケボンタエ・ターピン、ジェイレン・ブルックス、ドラフト6巡目指名を受けた新人のライアン・フラーノイが名を連ねているとはいえ、ジョーンズの経験だけを見てもアップグレードと言えるだろう。

ジョーンズはダラスに出向く前にテネシー・タイタンズとアリゾナ・カーディナルスも訪れている。その後、タイタンズはベテランWRタイラー・ボイドと契約することになった。これは各チームがOTA(チーム合同練習)の準備を始める中で、タイタンズがワイドレシーバー陣に関する決断を下したことを示唆している。

【RA】

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