経験を積んだ選手とともにオフェンスは「次のステップに進む」とパッカーズOCステナビッチ

グリーンベイ・パッカーズの本拠地ランボー・フィールド【Scott Boehm via AP】

昨シーズンのグリーンベイ・パッカーズはクオーターバック(QB)のポジションにジョーダン・ラブを迎えただけでなく、レシーバー陣も1年目や2年目の選手が多くを占める非常に経験の浅いグループで構成されていた。

そんなパッカーズは昨シーズンを力強く締めくくっており、2024年のオフシーズンをより安定した状態で迎えている。

パッカーズの公式サイトによると、攻撃コーディネーター(OC)アダム・ステナビッチは今週、次のように述べたという。

「ああ、昨年とはまったく違う状況だ。昨年は・・・まだどの方向に進むべきか分からなかった。選手たちにどれだけ負荷をかけたら、彼らは実際にフィールドで実行できるのか、よく分からなかったからね」

「今や、いわば全員が1年間の経験を積んできた。彼らが何を得意としているのかを知ることができて、本当に素晴らしい」

ラブはシーズン終盤に急成長を遂げており、パッカーズのクオーターバックとしての継承が順調に進んでいることを示した。また、若手のレシーバー陣も調子を上げており、特に新人ワイドレシーバー(WR)のジェイデン・リードとドンタイヴィオン・ウィックスが活躍を見せた。この若手グループの活躍により、パッカーズはレシーバー陣に大きな変更を加える必要がなくなり、このオフシーズンは他の部分の強化に集中することができている。

パッカーズのクオーターバックとレシーバー陣が一緒に2年目に突入することで、ステナビッチOCとヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはオフシーズンの取り組みを早く進めることができる。これにより、次シーズンの早い段階でチームが良いリズムを見つけることができるはずだ。

ステナビッチOCはこうつけ加えた。

「今すぐにでもフィールドに出てプレーを実行できる状態だ。そのプレーのすべてが初めての導入というわけではないからね。オフェンスが次のステップに進むために、より早く実験を開始できる」

「常に次のステップを目指している。進化し続ける必要がある。だから、重要なのは、次のステップとして何がベストなのか、あるいは次にやりたいことが2つあるのか・・・これがわれわれの望む方向性かどうか、問い続けることだ」

2023年シーズンはラブを中心にチームを再構築するシーズンとなるはずだった。それでも、パッカーズはプレーオフ進出を果たし、ポストシーズンの試合で勝利をあげている。ラブと若手のレシーバーたちがともに成長し続けるにつれて、2024年の期待はさらに高まっている。

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