自慢の嗅覚を競う 嘱託警察犬の競技会 子どもや高齢者の行方不明事案などで活躍 広島県警

行方不明者の捜索を行う警察犬のうち、民間で訓練された「嘱託警察犬」の能力を競う大会が広島市で開かれました。

広島市西区で行われた大会には「嘱託警察犬」25頭が参加しました。
「嘱託警察犬」は民間で飼育訓練されていて、警察の要請で出動し行方不明者の捜索などを行っています。

広島県警では直轄の警察犬4頭のほか、30頭の「嘱託警察犬」が任務に当たっています。
競技は、ニオイのついた5枚の布から同じニオイの布を選ぶ「臭気選別」と、犯人の足跡をニオイで辿り遺留品などを見つける「足跡追及」の2種目で行われ、参加した嘱託警察犬は日頃鍛えた「鋭い」嗅覚を存分に披露していました。

【広島県警・警察犬係係長・八田智彦警部補】
「警察犬の能力のレベルアップはもちろん、現場の活動に役立たせたい」

県警によりますと、最近は、子どもや高齢者の行方不明事案の捜索活動が増加しているということで、「嘱託警察犬」の活躍に期待がかかります。

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