AMDサーバー向けCPU、売上高シェアが過去最高の33%

by 劉 尭

EPYC 8004シリーズ

米Mercury Researchは7日(現地時間)、2024年第1四半期(2024年1月~3月期)のx86プロセッサの出荷実績を報告した。この中でAMDはサーバーおよびクライアントともにシェアを大幅に伸ばしたことが明らかとなった。

今回、第4世代EPYCの需要拡大により、報告データをベースにAMDが試算したサーバー向けCPUの売上高シェアは前年同期比5.2%増、直前期比1.2%増の33%を記録し、過去最高となった。企業における採用やクラウドにおける展開の拡大で牽引したという。台数ベースのシェアでも前年同期比5.6%、直前期比で0.5%増の23.6%となった。

クライアント向けは台数ベースで前年同期比3.6%増、直前期比0.4%増の20.6%となった。AMDはRyzen 8040プロセッサを出荷したことにより、モバイルCPUの売上高は前年同期と比較してほぼ2倍を記録したという。ただし、モバイルの低価格帯PCの出荷台数が減少したことが大きく影響し、台数ベースのシェアでは直前期比から1%下げた19.3%となった。

Mercury Researchの調査結果と、AMDの試算による金額ベースのシェア

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