水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が団体側のマイクの音を切って発言を制止した問題について、伊藤環境相は9日、あらためて後日、団体側との懇談の場を設けることを明らかにした。
国会で、伊藤大臣は「今回の深い反省の上に立って、寄り添って対話できるよう進めていきたい」と述べたうえで、「私の責任で懇談の場を設ける」と強調し、後日、団体側とあらためて懇談する場を設ける考えを明らかにした。
伊藤大臣は8日、熊本・水俣市で団体側と面会し、1人ひとりに頭を下げて直接謝罪した。
この時、団体側は、あらためて懇談の場を設けることを要望し、伊藤大臣は、今後、意見交換の機会を増やす考えを示していた。
