ベネッセの小中学校向け学習ソフト「ミライシード」、Classroomアドオン連携の先行開発パートナーに認定

ベネッセコーポレーションは、同社の提供する小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフト「ミライシード」が、Google for Educationの提供するGoogle Classroomアドオン連携の先行開発パートナーに認定されたことを、5月8日に発表した。

「Google Classroomアドオン連携先行開発プログラム」は、Googleが提供するGoogle Classroomのアドオンを一般公開に先がけてアクセスして、開発できるようにするプログラム機能。「ミライシード」は、認定パートナーとして同プログラムに参加し、連携機能の開発に着手している。

これまで「ミライシード」では、Googleアカウントとのシングルサインオン連携(SSO連携)は実装していたものの、ソフトを別個に使い分ける必要があった。今回、Google Classroomアドオン連携によって、「ミライシード」内の各アプリはGoogle Workspace for Education PlusまたはTeaching and Learning Upgradeで利用可能な拡張機能として、Google Classroomから直接アクセスできるようになる。

同連携を通じて、教員はGoogle Classroomから「ミライシード」を選択し、アダプティブドリル「ドリルパーク」を使って児童生徒に対する課題配信が可能になる。児童生徒もGoogle Classroomのストリーム上から教員の配信した「ドリルパーク」に直接アクセスできるなど、Google for Educationと「ミライシード」の行き来が効率化され、利便性が向上する。

「ミライシード」では、「ドリルパーク」だけでなく授業支援アプリ「オクリンクプラス」やCBTによる教科書の単元ごとの確認テスト「テストパーク」といった、各主要アプリにおける連携の開発にも着手しており、2024年度から順次リリースしていく。また、Google Classroom以外にもGoogle ドライブやLooker Studio(ダッシュボード)との連携機能も開発を予定しており、授業での利便性を高めるデータの連携を推進する。

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