「ピンクのバッタを見つけたよ!」3歳の小さな虫取り名人が大発見 将来の夢を聞くと意外な答えが…【島根発】

FNNビデオPostに投稿された「珍画像」

島根県出雲市に住む視聴者から「ピンクのバッタ」を捕まえたという投稿が届いた。TSKさんいん中央テレビの取材班が、珍しい色の生き物を調査すべく現地へ行くと、意外な展開が待っていた。

「ピンクのバッタを見つけました」というコメントとともに、5月2日にFNNビデオPostに投稿された写真。虫かごの中にカナヘビなどと一緒に入れられていたのが小さなバッタ。
確かに触覚からお尻まで全身がピンク…体長は約1センチだ。

「虫取り名人」は3歳の保育園児

この正体を調べようとTSKの取材班が向かったのは、出雲市大社町。
出迎えてくれたのは松原さん親子だ。ピンクのバッタを捕まえたのは、小さな「虫取り名人」・要くん、3歳だ。

虫取りが大好きだという要くんについて、お母さんの陽菜子さんは、「1時間くらい探して、休憩してまた探しに行く」とその熱中ぶりを話す。

このバッタを見つけた日も、保育園から自宅に帰った後、いつものように自宅の畑で虫を探していたという。

母・陽菜子さん:
私は畑に水まきとかをしていて、子どもがその辺でバッタを捕まえていたら、「かかーっ」と呼ばれて行ってみたらピンクのバッタを持っていた。

自宅前の「フィールド」に行ってみると…新たに発見!

取材班が、要くんとピンクのバッタを見つけた場所に行ってしばらく話を聞いていると…。
新たにピンクのバッタを発見。喜び勇んで捕獲に成功。さらに数分後にもう1匹見つけた。

次々に見つかり、虫かごには合わせて3匹に…。

次々と見つかったこのピンクのバッタの正体は何かを調べるため専門家を取材した。

三瓶自然館サヒメル 昆虫担当・皆木宏明さん:
おそらく「ヒナバッタ」という種類のまだ子どものバッタではないかなと思います。突然変異で時々ピンクのバッタが出るということが知られています。

日本国内に広く分布するヒナバッタ。通常の個体は茶色だが、当然変異でピンクになる個体もいるとのこと。そのレア度は…。

三瓶自然館サヒメル 昆虫担当・皆木宏明さん:
100匹から数100匹に1匹はいるのではないかなと思います。

皆木さんによると、目立つピンクの個体は天敵に見つかりやすいことから、生存確率が低く、希少価値はかなり高いという。

「虫取り名人」要くんの将来の夢は…

そんなレアなバッタを3匹もゲットした要くん。将来の夢は、昆虫学者?研究者?お母さんが聞いてみると…。

母・陽菜子さん:
大きくなったら何になりたい?

要くん:
ちょうちょ!

子どもの可能性はまさに「無限大」、想像をはるかに超える答えが返ってきた。豊かな自然に恵まれた島根県で大好きな虫に囲まれながらすくすくと成長してもらいたい。

(TSKさんいん中央テレビ)

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