不正薬物などの密輸防止に向け、成田空港の駅前で５月９日の朝、通関業務を行う団体の職員らが海外旅行に出かける観光客らに積極的な情報提供を呼びかけました。
成田空港第２ターミナルの駅前で、通関業者や税関職員ら約３０人が、観光客らにチラシを配り密輸防止への協力を呼びかけました。
呼びかけには、税関のイメージキャラクターも立ち合い、観光客が足を止めて一緒に写真を撮ったり、チラシを受け取ったりしていました。
成田税関によりますと、 成田空港で２０２３年に押収された不正薬物は前年の３倍以上の約５８０キロに上り、過去１０年で最も多くなりました。
中には、他人から荷物を預かり入国したことで、知らない間に犯罪に巻き込まれるケースもみられるということです。
成田税関の担当者は「怪しい言動を確認したら、すぐに通報してほしい」と呼びかけています。
密輸に関する情報提供ダイヤルは、０１２０―４６１―９６１です。
