「クモの美しさやかわいさなど新たな発見を」県立博物館で日本各地に生息するクモの企画展【徳島】

身近な生き物である節足動物のクモの生態や種類について興味をもってもらおうと、クモを題材にした企画展が、徳島市の徳島県立博物館で開かれています。

会場には、日本各地に生息するクモの標本や解説を書いたパネルなど、約200点が展示されています。

「カクレコケオニグモ」は、コケのような緑色の模様が特徴で、2021年に新種として発見された珍しいクモです。

また、クモをアルコール漬けではなく乾燥させて標本化している資料もあり、大きさや模様が自然に近い状態で観察できるようになっています。

(徳島県立博物館 鈴木佑弥主任学芸員)

「クモというと抵抗を感じる人が多いと思うが、美しい所やかわいい所など新たな発見をしてもらいたい」

企画展「クモという生き物」は、7月28日まで県立博物館で開かれています。

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