ススキノ殺人事件・来月4日に札幌地裁で母親の初公判 

札幌・ススキノのホテルで去年7月、男性を殺害したとして親子3人が殺人罪などで起訴された事件で、遺体の遺棄を手助けした罪に問われている母親の初公判が来月4日に札幌地裁で開かれることが分かりました。事件は、去年7月、札幌市内のホテルで恵庭市の会社員男性が殺害されて頭部を切断されたものです。

事件をめぐり、札幌市厚別区の無職田村瑠奈被告が殺人や死体遺棄の罪に、父親で医師の修被告が殺人などを手助けした罪に、母親の浩子被告が遺体の遺棄を手助けした罪でそれぞれ起訴されています。地裁などによりますと、このうち、浩子被告は裁判員裁判の対象にならないことなどから、公判は瑠奈被告・修被告と分離され、単独で行われるということです。審理は3人の裁判官による合議制で行われ、判決までには1カ月ほどかかるとみられます。

一方、瑠奈、修両被告の公判は争点などを話し合う公判前整理手続きが始まっておらず、初公判まで時間がかかる見通しです。

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