山田涼介が「ビリオン×スクール」で教師役に初挑戦。財閥系企業のトップで型破りな億万長者が主人公の学園コメディー

Hey! Say! JUMP山田涼介が、フジテレビ系で7月にスタートする連続ドラマ「ビリオン×スクール(仮)」(金曜午後9:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。約10年ぶりに学園ドラマに出演する山田は、本作で初めて教師役に挑戦する。

「ビリオン×スクール」は、日本一の財閥系企業のトップであり億万長者=“ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒と共に成長していく姿を描く、オリジナルストーリーの学園コメディーだ。

私立絵都(えと)学園で、やる気ゼロ・才能ゼロ・将来性ゼロの生徒が集められた3年0組に、新しい担任がやって来る。通称“ゼロ組”と呼ばれてばかにされてきた底辺クラスに赴任してきたのは、容姿端麗だが、どこか癖のある教師・加賀美零。学校の常識が全く通用しない、資産も行動力も桁外れな加賀美の正体は、日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、まさかの億万長者=ビリオネアだった――。

時代は変われど、思春期の子どもたちが抱える問題の根底は変わらない。しかし教育現場は変わる一方。怒ってはいけない、何かを強制してはいけない、呼び捨てにしてはいけない、生徒に踏み込み過ぎてはいけない…など、「このAI時代に、教師は必要か?」と嘆かれる昨今、そんな常識をぶち壊す、ニューヒーロー=“新しい学校のリーダー”が現れる。

主演の山田が演じる加賀美は、日本最大の財閥グループ企業「加賀美グループ」のCEO。その天才的な頭脳で革命的な開発をしてきた発明家でもあり、現在は高精度なAI開発の研究をしている。幼い頃は好奇心旺盛で人にも優しい子どもだったが、成長するにつれて好奇心はそのままに、自己中心的な性格が目立つようになる。絵都学園には、ある目的のために正体を隠して赴任する。感覚も庶民とは大きくずれていて、教師として絵都学園に赴任するにあたり、秘書から「加賀美零であることはバレないように」ときつく言われているにもかかわらず、たびたび“CEO感”や“富豪感”が出てしまい秘書に突っ込まれることもしばしば。経営者としては優秀でも、庶民にとっての普通が理解できない加賀美は教師としては駄目で、生徒や同僚の教師たちとは軋轢(あつれき)を生む始末だ。

5月9日に31歳の誕生日を迎えた山田。ドラマのビジュアル撮影時にサプライズでスタッフから誕生日を祝われた山田は、突然のことに驚きつつも、照れくさそうに「ありがとうございます!」と笑顔を見せた。そして、「最高の誕生日になりました! こうやって自分の誕生日に皆さんにうれしい報告ができることを大変喜ばしく思います。31歳になって初めての作品がこのドラマになります。初の教師役ということで分からないことだらけになりますが、若い世代の子たちに大きな背中を見せられるように頑張りたいと思います」と熱い思いを語った。

また、「ドラマへの出演が約1年ぶりになるので、率直にお芝居ができることが非常にうれしいなと思いました」と喜び、「エンターテインメントとして素晴らしい作品になるのではないかと思っています。初の教師役なので、ちゃんと生徒の皆さんに背中を見せられるのかな、何か教えられるのかなと思っています。役を通じてもそうですが、役者の先輩としても教えられることがあれば頼っていただきたいなという思いでいます」と意欲を見せる。

演じる加賀美役については「変なヤツです(笑)」と一言で表し、「見た目は普通に見えるのですが、加賀美はものすごくお金を持っていて一般常識が通じない(笑)。普通の環境の中で育ってきていないので、加賀美にとっての普通が(世間から見たら)異次元なのに『当たり前だろ』と思っている役なので、『何だこいつ!』と思って見てもらえたらなと思います」と説明。

初の教師役に挑戦することに関しては、「僕も気が付いたら31歳で大人の年齢になったのですが、いまいち自分の中で“大人になったな”と感じることがあんまりなくて(笑)。ですので、見ている方にちゃんと教師として見てもらえるのかな、伝わるのかなという不安は残ります。僕の演じる役がいわゆる一般常識とはかけ離れた役ではあるので、そのあたりをうまく演じられるように頑張りたいなと思っています」と心境を明かす。

続けて「このドラマは笑える要素がたくさんあるので、気軽に見ていただきたいです。僕が演じる加賀美の生徒に対する言葉一つ一つに、人間の根本に込められた温かみや優しさが垣間見られる瞬間もあるので、笑ってほしいな、楽しんでほしいなという思いはもちろんありつつ、何か皆さんの心に刺さるものがあればいいなと思っています」とメッセージを込め、「スタッフの皆さんと、僕に初めてできる生徒のみんなと一緒に力を合わせて頑張っていきたいなと思っておりますので、放送を楽しみに待っていていただけたらなと思います!」とアピールしている。

ドラマを手掛ける江花松樹プロデューサーは「“会社は学校じゃねえんだよ”。そんなドラマがありましたが、現実は違います。ルール、伝統、礼儀…。会社に入ってもめちゃくちゃ学校みたいなことが続きます。僕らは大人になっても、学校の延長で生きていく生き物です。だから、学園ドラマは面白い。『本当はすごいやつが正体を隠して日常にまぎれている』『そいつは凝り固まった組織のルールをかき乱す』『そんな彼にはさらなる秘密があって…』こんな教師像を体現するのは山田涼介さん。老若男女の心をガッチリつかむ、“生粋のスター”が、新しい学園ドラマの扉を開きます」と手応えをのぞかせる。

さらに、「コンセプトは“学校にイーロン・マスク”。でも、AIよりも最後はやっぱりヒューマンでしょ。週の終わり、『来週も学校行くか』と思えるようなドラマを目指します。最後に、この作品の放送にあたり、僕たちを信じ、力を貸していただいたすべての人に感謝します。1人でも多くの人にこの熱意が届くよう、僕の血と肉と魂。すべてをこのドラマに捧げます。よろしくお願いいたします!!!」と力を込める。

演出は、「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系)や、「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けたヒットメーカー・瑠東東一郎氏が担当。登場人物の心情を丁寧に描きながらもテンポよく、かつスタイリッシュに仕上げる瑠東氏が山田とタッグを組み、新たな学園ドラマを世に送り出す。

瑠東氏は「古くは『坊ちゃん』から始まり、脈々と受け継がれる、“学園もの”。変わらないこと、変わるべきこと。時代の変遷を経て、今、何を作るべきか。熟考に塾考を重ねた結果、こんな時こそシンプルに。明日の活力になる“何か”を提供できるような。弱ってる人たちの希望になるような。そんなエンタメ作品でありたいな、と。めちゃめちゃ真面目な入りですが、学園ものではあるものの、イーロン・マスクみたいな天才開発者が先生になるという、割とエンジン全開な作品です。『坊ちゃん』×『アイアンマン』的なぶっ飛ばし方もしています。そんな“クセ強先生”を演じるのは、あの山田涼介さん。スーパーマンじゃないですか! ワクワクしかないじゃないですか! ぜひぜひご期待ください!!」と呼び掛けている。

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