ESGリサーチにより、あらゆる業界における責任あるAIの活用に関する重大なギャップが明らかに 包括的な調査から、AIガバナンス、透明性、コラボレーション強化の必要性が浮き彫りに

東京、2024年5月9日 - データ統合、分析、人工知能(AI)のグローバルリーダーであるQlik(R)( https://www.qlik.com/ja-jp )は、TechTargetのEnterprise Strategy Group(ESG)の調査に協賛し、各業界における責任あるAIの活用状況に関する調査結果を発表しました。本調査は、ビジネスプロセスへAIを統合する際の複雑な問題を解決するために、強固な倫理的枠組み、透明性の高いAI活用、および業界を超えた連携が急務であることを明らかにしています。今回の調査結果は、新たな規制を遵守するだけでなく、AI主導のイノベーションにおける信頼性と包括性を醸成するために、組織が責任あるAIの活用を優先することの重要性を強調しています。

ESG調査レポートは、責任あるAIの導入、課題、戦略的取り組みに関する洞察に富んだデータを示しています。

● AI技術の普及:調査対象組織の97%がAIの活用に積極的に取り組んでおり、その大部分にあたる74%はすでに生成AI技術を生産ラインに取り入れています。これは、部門を問わずAI主導の運営へのシフトを顕著に示しています。

● 投資と戦略のギャップ:全回答者がAIへの積極的な投資を認めており、61%がこれらのテクノロジーに多額の予算を割いています。しかし、戦略的計画には顕著な食い違いがあり、74%の組織が責任あるAIに対する組織全体の包括的アプローチが不十分であることを認めています。

● AI導入の倫理的な課題:本レポートでは、組織が直面する以下のような主要な課題を取り上げています。

・86%がAIシステムの透明性と説明可能性の確保に課題を感じており、AIプロセスを解明するソリューションの必要性を指摘しています。

・ほぼすべての組織(99%)がAIの規制や標準に準拠するためのハードルに直面しており、AI技術を取り巻く複雑な規制の状況が浮き彫りになっています。

● 責任あるAIの活用への影響と優先順位:そうした課題があっても、責任あるAIを最優先事項として位置付けている企業は74%に上り、その重要性が認識されつつあることを示しています。しかし、4分の1以上の組織が、責任あるAIへの対策が不十分なために、運用コストの増加、規制当局の監視、市場の遅れに直面しています。

● AIの意思決定におけるステークホルダーの関与:今回の調査では、責任あるAIの領域における幅広いステークホルダーの動向が浮き彫りとなり、IT部門が積極的な役割を果たしていることが重要視されています。これは、倫理的なAIの展開とガバナンスにおける包括的かつ協調的なアプローチの必要性を示しています。

ESGリサーチの調査結果を踏まえ、QlikはAI技術と責任あるAIの原則を整合させることが不可欠であると認識しました。この分野における当社の取り組みは、責任を持ってAIの複雑性を乗り越えることを目指す組織にとって不可欠で、堅牢なデータ管理と分析機能を提供することを基本としています。Qlikは、AIアプリケーションの透明性、説明責任、公平性を確保するために必要な、信頼性のあるデータ基盤の重要性を強調しています。

Qlikの責任あるAIへの取り組みは、イノベーションへのアプローチにも及んでおり、倫理的配慮がソリューションの開発と展開に組み込まれています。Qlikは、データリテラシーとガバナンスを強化する直感的なツールの開発に注力することで、AIの説明可能性の確保や規制コンプライアンスの効果的な管理など、ESG調査レポートで特定された主要な課題に対処することを目指しています。

Qlikのアナリティクス担当ジェネラルマネージャーであるBrendan Gradyは、次のように述べています。「ESGリサーチは、AI活用の本質はテクノロジーを超えたところにあり、意思決定とイノベーションのための強固なデータ基盤を確保することにあると考えており、私たちの姿勢を裏付けています。Qlikでは、企業がAIを導入するだけでなく、戦略的目標に沿った有意義な統合を実現できるよう支援しています。この調査は、持続可能で影響力のある組織成長のきっかけとして、責任あるAI統合の重要性を明示しています。」

ESGのプリンシパル・アナリストであるMichael Leone氏は、次のように述べています。「私たちの調査は、業界全体でAIの導入が拡大していることを裏付けていますが、責任あるAIの活用を効果的に実施する上でのギャップも浮き彫りにしています。企業がAIイニシアチブを加速させる中、倫理的ガイドラインと堅牢なデータガバナンスを支える強固な基盤の必要性が極めて重要になっています。本調査は、ビジネス目標と倫理基準の両方に沿った責任あるイノベーションを促進する上で、企業の指針となることを目的としています。」

ESGによる責任あるAIの包括的な調査結果と組織への影響についての詳細は、報告書全文をダウンロードしてご覧ください。本レポートでは、AI統合の現状と、倫理的なAIの活用に重要なステップについて詳しく解説しています。レポートへのアクセスは以下のリンクから: https://www.qlik.com/us/resource-library/evaluating-the-pillars-of-responsible-ai

Qlikについて

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国 Qlik Technologies Inc. の日本法人です。Qlikは、複雑なデータ状況を実用的なインサイトに変換し、戦略的なビジネス成果を促進します。世界40,000社以上の顧客にサービスを提供しているQlikの製品ポートフォリオは、最先端かつエンタープライズ水準のAI / 機械学習と広範なデータ品質を基盤としています。また、優れたデータ統合およびデータ統制、多様なデータソースに対応する包括的なソリューションを提供します。Qlikの直感的でリアルタイムの分析は、隠れたインサイトの発見や複雑なビジネス課題の解決、新たなビジネスチャンスの獲得を支援します。さらに、実用的で高度な拡張性を備えたQlikのAI / 機械学習ツールで、適切で迅速な意思決定を可能にします。Qlikは戦略的パートナーとして、プラットフォームに依存しないテクノロジーと専門知識で、顧客の競争力を高めます。

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