ストレッチャーから女性を誤って転落させた疑い 女性は1か月半後に死亡 救急隊員3人を書類送検 広島

備北地区消防組合(広島・三次市十日市中)

去年4月、三次市で高齢女性を搬送中にストレッチャーから誤って転落させたとして警察は救急隊員3人を「業務上過失傷害」の疑いで、書類送検しました。女性は頭をうちおよそ1か月半後に死亡しました。

備北地区消防組合によりますと、救急隊員の3人は去年4月、三次市の病院で80代の女性をストレッチャーに乗せ持ち上げた際にバランスを崩し、およそ70センチの高さから女性を転落させました。
女性は、頭などを打ち急性硬膜下血腫で入院し、およそ1カ月半後に死亡しました。
女性は慢性心不全で別の病院に転院するために搬送されていて、その際、体を固定するベルトは締められていなかったということです。

警察は、事故を未然に防ぐ業務上の注意を怠ったとして、救急隊の3人を「業務上過失傷害」の疑いで広島地検に書類送検しました。

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