Shokz、ながら聴き完全ワイヤレス「OpenFit Air」とスポーツハイエンド骨伝導「OpenSwim Pro」

by 野澤佳悟

実際に水槽に入れられている「OpenSwim Pro」レッド

フォーカルポイントは、Shokzブランドのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン「OpenFit Air」と骨伝導ワイヤレスイヤフォン「OpenSwim Pro」を5月10日に発売する。価格はOpenFit Airが19,880円、OpenSwim Proが25,880円。

OpenFit Air

OpenFit Air

オープンイヤーの完全ワイヤレスイヤフォン「OpenFit」のカジュアルモデル。カラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色。ピンクのみ後日発売となる。OpenFitはハイエンドモデルとして今後も併売される。

上部左からホワイト、ピンク、手前がブラック

OpenFitに引き続き、逆位相を利用して耳の近くの音の空間を変化させ、音漏れを避けながら耳に音を届けるオープンイヤー向けの音響技術「DirectPitch」テクノロジーを採用。18×11mmのコンポジットダイナミックドライバーユニットを搭載し、ユニットを構成するパーツのサイズはOpenFitと同じだという。

独自の低域強化機能“OpenBass”は、OpenFit Air向けに新開発された「OpenBass Air」となり、深い低域と豊かな音をもたらすとしている。同機種の構成としては最大限に機能を活用しているが、音質面では上位機種に当たるOpenFitには届かないとのこと。

フィット感と安定性を重視した設計で、人間工学に基づいたデュアルベベルデザインを採用。重心を耳に近づけることで軽い装着感を実現したほか、18度のカーブを設けることで、筐体が耳の内側にもフィットするようにした。

0.75mmの形状記憶特性を持つニッケルチタン合金とソフトなシリコンで仕上げたAirイヤーフックを装備。断面がティアドロップ型になる形状で、耳への負担を最低限に抑え、眼鏡をつけたままでも快適に使用できるとのこと。

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC/AACに対応。2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応している。Shokzアプリからイコライザー設定やアップデート、ボタン設定のカスタマイズなどが行なえる。

連続再生時間は最大6時間で、充電ケース併用では最大28時間。10分間の充電で2時間再生できる急速充電も備えている。

そのほかIP54相当の防塵防水に対応。重量は約8.7g。

発表会には、フルマラソン自己ベスト3時間1分32秒という記録を持つ、タレントで睡眠改善インストラクターの西谷綾子さんが登場。運動中によくOpenFitを使っているとし、OpenFit Airを実際に装着。その場で普段走っているときをイメージして動いたり、頭を振ってもズレずに安定して使えることをアピールした。

西谷綾子さん
「ピンクの発売日が気になる」とのこと

OpenSwim Pro

OpenSwim Pro グレー

IP68相当の防塵防水に対応した骨伝導ワイヤレスイヤフォン。OpenSwimの後継機種で、水泳向けに特化して本体に保存された音楽データの再生しかできなかった前機種と異なり、Bluetoothに対応し「スポーツ向けモデルのハイエンド」という位置づけになった。カラーはグレーとレッドの2色。OpenSwimは順次販売終了となる。

水深2mで2時間使用できるIP68に対応するため、本体内部に防水ケーシング、その上に防水シリコンカバーを装備、さらに補強を目的とした防水結合部の3層で水から本体を守るトリプルシールデザインを採用。マイク部には防水透湿膜を採用した防水カスタムメンブレンマイクを採用し、クリアな通話が楽しめるとしている。

Bluetooth 5.4準拠でスマホと接続可能になり、水泳時以外のスポーツシーンや日常生活でも使いやすくなった。コーデックはSBC/AACに対応。Bluetooth接続では2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応する。

本体に保存した音楽を楽しめるMP3モードも引き続き装備。さらに本体ストレージが従来比8倍の32GBとなったほか、転送速度も強化。最大225曲を1分で転送できるようになった。MP3モードの対応オーディオフォーマットはMP3、WAV、WMA、AAC、FLAC、M4A、APE。

スポーツに最適化された設計で、ニッケルチタン合金フレームによる快適性と安全性を確保。操作ボタンは、センサーではスポーツ中の誤タップや感度の低下が想定されることから、物理ボタンを採用している。

連続再生時間はBluetoothモードで9時間、MP3モードで6時間。10分の充電で3時間再生できる急速充電も備えている。充電には専用の充電ケーブルを使用する。重量は27.3g。

左からShokz国際事業部 アジア地域担当 Jean氏、フォーカルポイント マーケティング部部長 田中大士氏

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