「ブヨブヨで食べてもまずい…」アスパラガスがぐにゃりと曲がる…原因は寒気がもたらした“遅霜”畑で嘆く生産者 北海道北部各地で最低気温が0℃未満

張りがなく、ぐにゃりと曲がるアスパラ。9日の寒気の影響のためです。

アスパラガス農家 天草明日香さん
「これだけ曲げても全然、折れてかない」

北海道上川地方の美瑛町で、農業を営む天草さん夫婦の畑です。アスパラガスが被害を受けました。

原因は、春の終わりごろに降りる“遅霜”のためです。

9日は北海道北部を中心に、寒気が強まり、気温を観測する68のアメダス地点で、最低気温が0度未満となりました。

美瑛町の9日の最低気温は、マイナス2.5度で、美瑛町で5月に気温がマイナス2度を下回ったのは、8年ぶりとのことです。

アスパラガス農家 天草千晶さん
「陽が登る前は真っ白でアスパラが白くなっちゃってて陽が登ってとけたらこんな感じに…。ブヨブヨで食べてもまずいです。もったいないですよね…」

影響を受けたアスパラガスはすべて廃棄し、新しい芽が出るまで待つしかないということです。

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