「カキの赤ちゃん」見たことありますか?備前市の日生港で中高生が養殖を体験 恐る恐るいかだに乗って【岡山】

皆さん、カキの赤ちゃんをご覧になったことありますか?

カキの産地・岡山県備前市の日生港で、岡山県内の中学生・高校生が海洋学習の一環として、カキの養殖を体験しました。

(砂山祐佳里記者)
「こちらがホタテの貝殻についた稚ガキになります。この貝殻をロープに挟んで、生徒たちはいかだからつるす準備をしています」

この取り組みはカキ養殖の体験を通じて日生の基幹産業について学んでもらいたいと、日生町漁協の協力で毎年行われているもので、今年は地元の日生中学校と岡山学芸館高校の生徒あわせて57人が参加しました。

生徒たちは、まずはじめに漁協の職員から説明を受けた後、実際に稚ガキがついた貝殻をロープに挟んでいきました。

(参加した生徒)
「単純な作業だけど、いっぱいするのが難しいです」
「つける位置とかゴムを通すときとか、難しいです」

その後、生徒たちは恐る恐る養殖用のいかだに乗り、一本ずつ丁寧に結びつけていきます。

(参加した生徒)
「括りつけたりするのがとても難しい」

(日生町漁業協同組合 天倉辰己専務理事)
「きょう種付けした牡蠣の成長具合を見ていただいたりして、最終的にはおいしい牡蠣を食べてもらうんですけれども。日生の海、牡蠣。こういうものを十分に知ってもらいたい」

きょう種付けしたカキは日生の沖合で養殖され、来年(2025年)2月に生徒たちが自分たちの手で収穫する予定です。

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