県が進めるロケ誘致戦略 スタッフ人件費など上限2000万円を補助

県が進める映画やドラマのロケ誘致戦略で、県は製作に関わるスタッフの人件費など製作費用の一部を上限2000万円まで補助すると発表しました。

県では、4月24日に山本知事をリーダーとし撮影の候補地となる県有施設を管理する15の部署で構成する「ロケ支援スペシャルチーム」を発足させました。

撮影場所の提案や道路の使用許可などこれまで部局ごとに行っていたロケの支援を一括して行います。県では、映画やドラマのロケを誘致するメリットとしてロケ隊の滞在による経済効果や知名度の向上、それに伴う観光客の増加を見込んでいます。

また、山本知事は、定例会見で県内で行われる映画やドラマの製作費用の一部を県が補助する「映像制作インセンティブ実証事業」を5月2日から開始したと発表しました。

補助の対象は、実写の映画やドラマ、アニメーションなどの製作に関わるスタッフの宿泊費用のほかエキストラとして県内在住者に発注した人件費などで、県内経済の活性化に繋がることが条件です。

補助額は500万円から最大2000万円でGメッセ群馬の展示ホールを撮影スタジオとして利用した場合は、補助額の10%が加算されます。県によりますと自治体による上限2000万円の補助は国内で最大だということです。

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