洞窟内で熟成させ仕上げ9月販売へ 観光名所の龍泉洞に日本酒を貯蔵 岩手・岩泉町

岩手県岩泉町の酒造メーカーが9日、日本酒を熟成させるため観光名所の龍泉洞にある貯蔵庫に新酒を運び入れました。

岩泉町の酒造メーカー泉金酒造は2015年から龍泉洞内の貯蔵庫で9月中旬まで新酒を熟成させ、販売しています。取り組みから10年目となる今年は一升瓶に入った600本と720ミリリットルの瓶2400本を運び入れました。この日本酒は県産の酒米「吟ぎんが」と龍泉洞の水で仕込んだもので、今年3月に搾ったものです。紫外線の影響がなく、1年を通して温度が10度前後に保たれている洞窟内で熟成させた新酒は、まろやかで口当たりの良い味に仕上がるということです。9月には日本酒の販売開始に合わせたイベントが企画されています。

© 株式会社アイビーシー岩手放送