マカオ、2024年1Q末の総人口は1.9%増の68万6400人…コロナ禍で流出した海外労働者が戻る

マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

 マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月9日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の人口統計を公表。

 マカオの第1四半期末時点の総人口は68万6400人で、全四半期末から2700人増(0.4%増)、前年同時期から1万2800人増(1.9%増)だった。主な増加要因として、コロナ禍で流出したマカオ居住の海外労働者が戻ったことが挙げられる。総人口に占める女性の割合は53.4%。

 今年第1四半期の新生児数は前の四半期から105人減の856人。性別比は111.9で、女児100人に対して男児が111.9人。死亡人数は37人増の631人。死因は悪性腫瘍(がん)が36.8%を占めトップで、循環器系疾病が25.2%、呼吸器系疾病が17.4%で続いた。

マカオの直近5四半期の人口変化グラフ(図版:DSEC)

 人口流動については、今年第1四半期の中国本土からの移民数が251人減の726人、新規居留許可獲得者数が54人増の272人、期末の海外労働者数が2808人増の17万9469人だった。

 今年第1四半期の婚姻登録数は96件増の937件。

 マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、極めて人口密度の高い状態が続いている。

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